2012年5月11日(金)

今日は洗濯もしたいし、まだ行ってないところにも行っておきたいし、メールもしなきゃ、で10時頃起床。
ようやくネットがつながったので、ガイに今日の夜中のギグに遅れて参加する旨を伝える。
ルームメイトと支度するのがかぶっちゃって、洗濯しに出かけられたのはなんだかんだでお昼頃でした。
今日はソムサッだけだったので、またおしゃべりにつかまる。
私の名前、やっぱり忘れてたみたいなのでもう一度教えたら、また「Kumiko」って何回も復唱してました。
洗濯機回してる間に一旦宿に帰ろうとしたら、ソムサッがタイのインスタントラーメンをくれました。代わりにみそ汁でもあげようかと思ったんですが、すでに知り合いにもらったとかで、持ってました。
他にはあげられそうなもの持ってなかったので、ありがたくいただくだけで。
「コップンカー」って言ってみたら、「なんで知ってるの?」って驚かれました。唯一知ってるタイ語ですけどね。

乾燥機を回している間、Park Ave.のE.29St.とE.30Stの間にある、Desmond's Tavernというお店にランチを食べに行きました。
歩いて行ったらちょっと遠かった。なぜここに行ったかというと、ハンバーガーのランチは月・水・金$5というお得情報を偶然事前にみつけていたので。
それに、日程も残り少なくなってきたし、今回はちょっとこういういかにもアメリカの食事ができるお店にも挑戦してみようかな、と思っていたので。
後でわかりましたが、ここ、木・金・土は夜来ればライブもやってるみたいです。

難関となるメニューも、今回は$5で食べられるランチのハンバーガーはそんなに種類も多くなかったので、素直なところでチェダーチーズのバーガーにしました。
ポテトはどうするかって聞かれたんだけど、「include?」って聞いたら含まれてるってことだったので、お願いしました。
ただ、たしかにハンバーガーはこれで$5なんですが、結局ドリンク頼んで$7.5、そしてチップ上乗せして$9。
テイクアウトもできるみたいだったんで、ハンバーガーだけテイクアウトって手もあったな。。。
それにしても、本場のハンバーガーってこうやってバラバラだったり、重ねてあって串刺ししてあったりするけど、絶対手で食べられる厚さではないじゃないですか。おまけにナイフとフォーク添えてあったりするので、いつもどうやって食べるんだろう?って悩みますね。
んでもって、おいしかったけど量がやっぱり無理で、ポテトをちょっと残しちゃいました。かなり健闘しましたが。

優雅にランチなんて食べに行っちゃったので、戻ったらとっくに乾燥は終わってる時間でした。
ソムサッに、今日が最後って話をしたら、住んでるのかと思ってたらしく。ちょっと残念そうでしたが、「また来る時は僕に会いに来て」って言ってました。
宿が遠かったら洗濯抜きでおしゃべりしに来るだけになりますが。まぁ、それもいいかもしれないな。

今日は夜まで予定がないので、しばし宿でネットしたりメールしたりした後、16時半頃ダウンタウン方面へ。
まずは、ユニオンスクエアのグリーンマーケットをのぞきに。
まぁ、たいがい買いたいと思うものはみつからなかったりするんですけど(もうちょっと日程の早いうちにくれば食糧は買えるのかも)、なんとなくプラプラするのが好きです。
そういえば、こののどかな光景に似つかわしくなく、広場の一角に、なぜか顔面血まで流して言い争ってたと思われる男女がいました。警察も来てました。びっくり。痴話喧嘩っぽかったですが。

その後、1駅だけ移動して、イーストビレッジへ。
スポット・デザート・バーというお店をちょっとのぞきに。ネットで紹介されてた写真がおいしそうだったので。
でも、のぞこうとしたら、お店の人がメニュー持ってきて、イートインさせられそうだったので諦めました。テイクアウトできるスイーツがないか聞きたかったんだけど、上手く通じなかったので。。。
カップケーキとかあるみたいだったんだけど、持ち帰りじゃないのかな。
一緒にお茶できる女子でもいれば、イートインしてみたいかも。

さてお次はソーホー方面へ移動。
ガイドブックに載ってたりする、ワンス・アポン・ア・タルトというお店が前から気にはなってたんですが、ちょっとはずれのほうにあるので、まだ行ったことなかったんですね。
今日はちょっと足を伸ばして行ってみることに。途中、アップルストアの前を通ったら、なにやら工事中で営業してないみたいでした。
お目当てのタルト類は、思ってた以上にサイズが大きく、食後にペロッといける感じではなかったので、残念でしたがチョコレートクッキーで我慢。
宿帰ってから食べましたが、サクサクというよりはカリカリ。ビスコッティみたいな感じ?やっぱり次はタルトに挑戦してみたいなぁ。。。

その後はもちろん、ディーン&デルーカへ。
こちらは一番奥のカバンのあるコーナー。まだ日本ではみかけない(と思ったら六本木で売ってました:8月)、大きめのトートバッグがあったので、$55と少々お高めですが、買っちゃいました。
それと、結構はまってるマスト・ブラザーズ・チョコレート。濃くてビターで甘くないので、気に入ってます。ただ1枚$10とこちらも贅沢品。
所持金が気になるところだったのでカードで買いましたが、日本みたいにカードを渡すんじゃなくて、自分で機械に通して、画面上でタブレットのペンみたいなのでサインするかなんかだったんですが(しなくても大丈夫みたいだった)、やり方わからなくて、お姉さんに笑われました。

1駅ずつ徐々に南下していってますが、お次はチャイナタウンへ。
チャイナタウンはこれでようやく二度目です。どうしても他優先になっちゃうんで。。。
Canal St.駅から地上に出てすぐ、マックの看板なのに漢字で書いてあった(『麥當勞』)のにはびっくりしました。中国おそるべし。
しかし、横浜でもニューヨークでも中華街ってこういう雰囲気ですね。オシャレな看板とかありえない、というか(笑)。
まだ明るいですが、もう18時半とかだったので、夕飯をここで食べることに。その名もグレート・ニューヨーク・ヌードルタウン。漢字の訳じゃない気がしますが。

中華だからメニューは難しくないだろうと思うかもしれませんが、これが意外と日本の漢字と違ったりして、中身がわからないことが多いです。
むしろ英語で書いてあるほうを補足として読んで、なんとなく材料がわかるという。とくに、虫偏の漢字なんかあるとギョッとしちゃって避けたくなります。
お店が混んでたので、容赦なく白人のおじさん達との相席になって、おじさん達がシェアして食べてた炒飯とかおいしそうだったんですが、ここはやっぱりラーメン系で。
エビの(虫偏でしたが。笑)ワンタンメンにしてみました。3年前に行ったお店よりおいしかったかも。あ、でも日本の醤油ラーメンとかと比べちゃうと味薄いですが。
とはいえとにかく安いので、お財布に優しいです。チップも入れてこれで$5.5。

お腹も満たされ、一通り回って気が済んだので、一旦帰宅。19時半近かった。
今日の予定は、22時半からブルックリンにあるWilliamburg Music Centerというところでジャズのセッションがあって、そこでCarltonと落合うことになってました。
ところが、Carltonからメールが来ていて、同じくブルックリンですが、Sankofa Aban Bed and Breakfast(つまりホテル?)というところで、21時からライブ&セッションをやって、その後WMCに行くとのこと。
1人で知らないところに行って結局Carltonと入れ違いになるよりは、私も最初からそっち行って、その後ガイのギグに行けばいいや、と思ったので、急いでCarltonに電話。

かなりバタバタになりましたが、Carltonが20時半に車で迎えに来てくれることになりました。
写真は、その車中から。 クライスラー・ビルとエンパイア・ステート・ビルが同時に撮れました。
途中ちょこっと渋滞にはまっちゃって、21時を少し過ぎて到着。申し訳ない。。。
でも、すぐにライブが始まるわけではなくて、ニューヨークシティカレッジの学生さんが多いからとかで、講義が先にありました。
ベースの人がしゃべってて、ビバップについての話みたいでした。ガレスピー、モンク、チャーリーパーカーといった名前が聞こえてきてたので。
時々、特長やら違いやらの実演つきでした。
そういえば、なぜか紙コップ1杯分のポップコーンが出て、講義中みんなそれをムシャムシャ食べてました。アメリカっぽい。
ご飯食べた後でしたが、これが結構食べ始めると止まらなくなり、完食。

講義の後、ギターも入ってライブ。やはりビバップ系が中心でした。Carltonの演奏、ボーカル入りの曲を聴く機会が多かったんですが、やっぱりインストだとさらに実力発揮というか、、、アイディア満載でカッコよかったです。
ライブの後は、ちょっと休憩があってからセッションタイム。その間、オードブル的な食事まで出ました。私はもうお腹いっぱいだったので、食べませんでしたが、会費$10だったので食べればよかったかな。。。
それにしても、開催場所といい、内容といい、今まで経験したことないめずらしい感じだったので、いったい何者?というか、最後まで謎でした。

セッションでは実にいろんなタイプの人がいておもしろかった。日本人のサックスプレイヤーも来てました。『All The Things You Are』やってたな。
ボーカルで『Honeysuckle Rose』とか『The Nearness Of You』とかなかなかセッションでは聴けないような選曲もあったし、あー、でも一番強烈だったのは、めっちゃ高いソプラノ声質の黒人さんが歌った『Softly, As In A Morning Sunrise』かな。
そんな中、私も呼ばれまして、『Old Folks』をピアニカでやらせていただきました。念願の、Carltonと初共演。Carltonのイントロがまた、シビレました。進行をリードしてくれるのもさすがで、安心して吹いていられました。
んでもって演奏後、なんとスタンディングオベーションいただいちゃいました。客席に戻る時、「Don't go」って言ってくれる人がいたり。ライブはないの?って聞いてくる人がいたり。
後でサックスの方とお話ししたんですが、もともとアットホームな会場だけど、「あんなに喜ぶことはない」そうで。。。嬉しかったですね。
多分、ピアニカって人の心に響きやすい音色なんじゃないかな。

かなり盛りだくさんだったので、結局終わったのが0時45分頃。初めての場所から地下鉄でグリニッチまでたどり着けるかしら〜と思っていたら、またまたCarltonが車で送ってくれることに。
ほんとは彼はその後WMCに行くつもりだったんだろうけど、それはまたの機会にして、私を安全に送り届ける、と。ほんとジェントルマンなんだから!大、大、大感謝です。

Bitter Endに着いたのは1時半頃でしたが、まだ始まってなくてなんとか間に合いました。
今日は始めのうち、ベースが知らない人で、後からてつやさんに交代してました。やっぱりメインはてつやさんなんだな。あと、ギターの人が2人に増えてて、私の立ってたステージ左側は女性ギタリストでした。他はだいたい前回と一緒。
途中から飛入りでトランペットのShareefって人が入ってきたんですが、かなり上手かった。ガイも、彼を生かすべく、ちょっとジャジーな感じの曲もやったりして。
今回は私がソロ回ってきたの3回くらいだったけど、多分彼はそれ以上だったと思うので、完全に食われましたね(笑)。キビシイ世界です。
キビシイといえば、客席でハープ持ってる人がいて、一緒にやりたいらしく、一生懸命アピールしてたんだけど、ガイは全くの無視。しまいには、ステージに上がってちょこっと吹こうとして、みんなに制せられてました。
やっぱり許可なく飛入りってできるものじゃないんですよね。私は、来たらいつでもどうぞと言っていただいて、“メロディコ”というあだ名までつけてもらったので、幸せ者です(単にガイがKumikoを覚えられなかったというのもある)。
後半、日曜のホストをやってるドラムのMarkが観に来てて、数曲叩かせてもらってました。
遅い時間にはさすがにお客さんも少なくなってましたが、本日のギグは4時まで。ずっとsit inし続けてたけど、途中ちょこっと隙をみて、写真撮ることにも成功。
今日はずっと客席を気にしてたんですけど、やっぱりLeeは来なかったな。私がLeeから来た「何時から?」っていうメールに気づかず、返事出せなかったので。。。またいつか。

最後の最後、帰りはタクシーになりましたが、$11のつもりでおつりをお願いしたのに、戻ってきたのは$8。なんと、自主的にチップを$1増やしてました。そんな人もいるのね。。。
今までこんなことされたことなかったけど、タクシーに乗る時はなるべく小さいお札を持ってたほうがいいと思われます。
今日はラストスパートにふさわしく、てんこもりな1日だったな。
残すは実質あと1日。・・・って、寝たのは明け方5時半とかですが。