2012年4月30日(月)

遡ることちょうど1週間前に、勤め先が経営統合がらみで丸の内に移転になり、何もかもが変わって落ち着かない状況の中、、、ゴールデンウィークのどさくさに紛れるように今年も決行いたしました。
結果的には、この時期に行くのが一番迷惑かけずに済むわけだし。
それに、航空券がなんと19,800円。これは行くしかないでしょう。
慣れない通勤で疲れたのか前日まであった微熱も、病院でもらった薬のおかげでほぼ快復状態、元気に出発いたしました。

さて、飛行機は案の定AA168便。
慣れてるし別に嫌じゃないんだけど、そろそろ誰か、なぜ格安航空券買うといつもこれになるのか教えてくれないかな。
どうやら、同じ便に中国人の団体客が乗るらしく、搭乗ロビーで待ってる間、ちょっとマナーの悪さに唖然としました。席が近かったらやだなぁ、と思っていたんですが。
今回、往きは窓側席。お隣はアメリカ人男性でした。ホッ。
しかも、話してみたらなんとニューヨーカー。日本に旅行に行ってきた帰りで、撮った写真を見せてくれました。
私が音楽やりに行く話をしたら、Bitter Endは知ってるし、YAZ BANDも知ってるし、時間が合えば演奏するところを観に行きたいと言ってくれました。
さらに偶然にも、私が泊まるのが東の34丁目、彼は西の34丁目に住んでるらしく。ウェブやら映像やらのクリエイティブな仕事をしてるってとこまで近くて、ビックリでした。

そんなこんなで、飛行機の中は楽しく過ごしたんですが、座席のボケットに小さいタオルを忘れてきてしまったことに後で気がつきました。
もともとLeeと話すことになったきっかけが、自分で持ってきたイヤホンのイヤーパッドを片方落として見当たらなかったからなんですが、こっちはみんなが降りた後わざわざ探して、自分の後ろの席のほうに落ちてるのをみつけたのに、タオルはいとも簡単になくしちゃったのでした。
前回は“壊れる”がテーマでしたが、今回“なくす”がテーマの予感がよぎります。

慣れてるはずのAAでしたが、エアトレインに行くのにこのエレベーターでよかったんだっけかな、と案内表示を眺めてたら、そのエレベーターに乗ろうとしてた何かの作業員か係員ふうの中東系?のおじさんが、ボタンを押したまま待っててくれてる。
どこへ行くんだ?的に話しかけてきたので、普通の世間話だと思ってマンハッタンへ行くのにエアトレインでJamaica Centerに行く旨伝えました。
エレベーターを降りた後、エアトレインの乗り場まで、なんだかつかず離れずな距離で案内してくれてるんだかしてくれてないんだか、でもこっちを気にしてるふうで先を歩いてる。
いざここを左に行ったらエアトレインだろうな、ってところで反対側のエレベーターのボタンを押して、「こっちこっち」って呼ばれました。
よくわかんなかったけど、それに乗ったら下に降りて地上へ。あれ?
私、エアトレインに乗りたいんだけど。。。
そのおっちゃん曰く、「エアトレインはターミナル同士をつないでるだけ。Jamaica Centerに行くなら向こうにシャトルバスがあるよ」と。
1年来ないうちにそういうことになったのか?いや・・・多分この人、慣れてない観光客をつかまえて客引きしてるんだ、という直感が働きました。
立ち止まって「私エアトレインに乗りたいから。」とエレベーターのほうへ戻ろうとすると、「だからエアトレインはターミナルからターミナルへ・・・」「いつもそうしてるから。6回目の旅行だから。」って言ったらそれ以上は何も言わず、ついてもきませんでした。
アブナイ、アブナイ。自然に話しかけられたんで、危うくカモになるとこでした。
まぁ、白タクほどじゃないでしょうけど、エアトレインは$5ですからね。6回目ともなると、ハードルが上がるんだな。引っかけ問題出された気分でした。
ほんとにJamaica Centerには行かなくなってたらどうしようかと思いましたが、ちゃんと来ました、Jamaica Center行き。

ここからは昨年の経験をしっかり覚えてたのでとくに足止めを食うこともなく。
EラインでLexington Ave./53St.駅へ、6ラインに乗り換えて33St.駅で下車。
覚悟はしてましたが、十数段ある階段を3セット上るのはかなりキツかったです。落ちたらアウトなので、、、命がけ(笑)。
宿の人と途中で待ち合わせして今回のドミトリーまで案内してもらったのですが、駅から東へ3ブロック半。やっぱりちょっと遠い。。。
E.34St.は大きな通りだったので、夜遅くても大丈夫そうでしたが。

今回は日本人女性専用ドミトリー(最大8名)でしたが、最初の9泊は地下の2人部屋で、地下には別のバスルームがついてたので、結構ゆったりできました。
ただし、昨年みたいにハウスキーパーは入らないようだったので、たまりかねて自分で何度か掃き掃除はしてました。
数日後にあの洗礼を受けるまではなかなか快適な空間だったのですが。。。“衛生”も今回のトラブルテーマだったように思います。

とりあえず、機内食の残りのピザとサンドイッチ、両方食べて夕食に。23時半頃出発しました。
通りに出てすぐ見えるエンパイア・ステート・ビル。綺麗にライトアップされてました。
6ラインが最寄りだと、真夜中のグリニッチビレッジへ行くのはやや不便。早い時間ならBleecker St.駅から歩いちゃえばいいんだけど、やや遠いうえにあの道暗いんで、ならば!と34St.-Herald Sq.駅まで歩いちゃいました。

30分くらいでW.4St.-Washington Sq.駅に到着、ちょうどRichieさんのジャムの準備中に着きました。
事前にりょうじさんにはお知らせしていたので、ご挨拶すると「D.Iセットしておきましたよ。シールドも。」と。ありがたや。
この日のホスト演奏は『Love The One You're With』。今回もスペシャルゲストはBenny Harrisonさんでした。
名前わからないんですが、昨年私に「I Love You」って言った女の子(子っていっても30代みたいですが)は常連みたいで、昨年の『What Is Hip?』を歌ってた人のポジションのようでした。
なんだか“ダンサー”なる女性2人もステージに上がり、Richieさんの両脇を固めてたので、彼女より目立っちゃってましたが。。。
私が呼ばれたのは中盤頃、Richieさんがコソッと「Summertime知ってる?」って聞いてきたので、了承しました。
それまでほぼボーカル中心に、本人のリクエストとって進んでたので、自分で曲選ぶんだったら何にしようかと一応心の準備もしていましたが、心配無用でした。
またまたこの時の演奏をりょうじさんがCDに焼いてくださったのでリンクしておきます。
Macはこちら(Real Player)
Windowsはこちら(Media Player)
実はJasonのジャムも今日かぶってて、行く約束もしてたもので、また戻ってくると伝えてRed Lionにはしごしに行ったんですが、なんの予告もなくCDにしてRed Lionまで届けに来てくれたのでした。
いや〜、ニクイことしてくれますね。

Red Lionには2時頃移動、Jasonにご挨拶。いつでも好きな時にどうぞ、って感じでした(Jasonは日本語で「はい」と「どうぞ」をよく使う)。とはいえ、ピアニカ準備できる感じでもないし、Ericがキーボード弾いてたのでしばし様子見。
2時半頃だったか、2曲弾かせてもらった後に一旦Bitter Endに戻りに行ったんですが、もう終わっちゃって誰もいなかったので、再びRed Lionに戻りました。
最後までBitter Endにいてからこっち来てもよかったのかも。
ここではてつやさん、ともさん、Chucky、JT、Troy、Mannyとお馴染みの顔ぶれに会うことができました。ただ、今年はもうKenny'sのジャムはやっていないうえにRed Lionは隔週なので、昨年まで会えてたのに今年は会えずじまいに終わった人が何人かいます。
Red Lionはジャムと言えど、Kenny'sよりもお客さんが目の前でしっかり聴いたり踊ったりできるライブハウスなので、あんまりゆるゆるにはできなさそうだからな。。。
にもかかわらず、Ericと数曲ずつ交代でいろいろ弾いたけど、相変わらず知らない曲ばかり。ブルースはまぁいいとして、変則的なコード進行の曲はちょっとヒヤヒヤしました。
そういえば、私の時じゃなかったけど、まさかのサンタナ、『Black Magic Woman』やってました。あー、それなら知ってるのに。。。残念。
テーブルにあったキャンドルスタンドがギザギザしたガラスだったので、秘かにギロにして合わせて遊んでました。
ジャムは4時まで。結局最後までいました。

帰りはEricがJasonに確認してくれて、またJasonの車で送ってもらえることに。
車の中はワイワイ楽しかったです。後でわかったことですが、私がいることで彼らもはしゃいでたらしいです。いるといないとじゃ大違いだそうで。なんか嬉しいですね。
途中、Gray's Papayaをみつけると車を停めて寄り道。4時半とかなのに、アメリカ人組は「これアメリカの文化」とか言いながら、豪快にホットドッグ食べてました。
私とてつやさんは見てるだけ(笑)。まぁ、私にとってはまだ夕方みたいなもんですが、これから寝るのでやめときました。
というわけで朝5時頃帰宅、頑張って到着報告とかアップして、寝たのは7時頃。完全朝ですね。今年も初日から飛ばしております。