2012年5月4日(金)
本日は洗濯の日ですが、予定は夜なので、ゆっくりお昼頃起床。
ようやく熟睡できました。そして、熟睡している間にルームメイトが帰ったようでした。
コインランドリーは3ブロック先なので、やや遠い。おまけに、クイーンズへ向かうトンネルの入口になってる場所を通るんですが、そこは歩行者と同じ青信号を、我先にと車が左折してくる。
何度も往復してる中で一度、私が渡ってる目の前を強引に曲がってこようとした車がいて、ヒヤリとしたことがありました。
お巡りさんが立ってるので、すかさず怒鳴るように注意してましたが。
行きづらいとはいえ、この辺で一番近い、唯一のコインランドリーっぽかったので仕方ありません。
料金は洗濯が$2.75、乾燥が¢25/6分だったので、前回よりちょっと高め。
ただ、お店の中に両替機があって、クォーター捻出しておかなくてもいいことがわかったので、それは助かりました。
お店の人はタイ人のお兄さんで、気さくな人でした。来るお客さんみんなに話しかけてた。
他の人に話しかけてる時に「タ〜イラ〜ンド」って言ってるのが聞こえたので、タイ人だってわかったんですが、その後私にも話しかけてきて、日本人だとわかると「me too」って言った。
さっきタイって言ってたじゃん。
私の名前も聞いてきて、何度も「Kumiko」って復唱してましたが、なんで日本人は名前に“子”がつくのか(知り合いにChiekoさんがいるらしい)、しかも女性だけ、ってことをしきりに聞いてきました。
そんなこと言われてもねぇ。。。
あと、年齢もしつこく聞かれて、どうやら20代だと思われてたみたいなんですが、自分の年齢より上だってことがわかって驚いてました。
彼も名前を教えてくれたんですが、敢えてカタカナで書くなら『ソムサッ』かな。
洗濯機の使い方も、粉洗剤ならこっち、柔軟剤はこっち、って入れる場所やらコースのセレクトやら丁寧に教えてくれました。
とりあえず洗濯機回してる間、一旦帰宅。
ドミトリーと道路を挟んで反対側にデリがあって、日中早めの時間なら量り売りのお惣菜もあることが昨日わかったので、早速買ってみました。
これで$5くらいです。ホールフーズ・マーケットより安いかも。右端に見えてる塩焼そばみたいなのがとくにおいしかったです。
分量が調節できるのと、野菜も手軽に摂れるし、いろんな味が楽しめるので量り売りは重宝します。
ただ、このお店は競争率高いようで、夕方とか行くとたいがい空っぽになってたので、利用できたのは3回くらいでしたが。
ご飯食べてから再びコインランドリーへ。
乾燥機は、今までの経験から40分くらい回さないとジーンズが乾かないので、クォーター7枚入れましたが、ソムサッに「そんなに入れるの?」ってビックリされました。
うん、これでいいの。
今回の宿、近くにある象徴的なものといえば国連。
というわけで、乾燥機回してる間に国連まで行ってみることに。
川沿いなので、散歩するのには眺めが良くて気持ちいいです。
今回のタイトル画像狙いで写真撮ってたんですが、この辺り警備がすごくて、左下の派手なバスがいなくなるまで待ったりして長いこと同じ場所にとどまってたら、ジロジロ見られました。
ただの観光客だしーーー!
ほんとは、このビルと日本の国旗と同時に収めたかったんですが、なんと日本の国旗はだいぶ左端のほうにあったので、一緒に撮るのは無理でした。
帰り道、2Ave.のE.40St.辺りに大きめのスーパーがあるのを発見。今度来てみよう。
洗濯物もいい具合に終わる頃だったので、そのままコインランドリーへ。
ソムサッが別れ際、「Stay young.」って言ってくれました。「I'll try.」
まだまだ時間があるので、イーストビレッジへ。Astor Place駅は6ライン1本。
駅直結のKマートをちょっとのぞいて、飛行機でなくしたタオルハンカチの代わりになるものを探しに。洗濯すると数がずれちゃうので。。。
お店の人に「こういうのないか」って見せて聞いたら、めずらしそうに「それどこの?」「日本から持ってきた」「ない、ない」ってちょっとお手上げな感じで笑ってた。
タオルハンカチは日本人のアイディアなんでしょうかね。。。?sybillaとかprivate labelとか、日本では500円で売ってるんだけど。
とりあえず、アメリカでは買えないかもということがわかったので諦める。
次は、お馴染みサンライズマートへ。
とりあえずレトルトカレーを3パック。1つだけ贅沢してタイカレーにしたら、3つで$12。
高い。。。日本なら300円なのに。
それから、フィナンシエール・パティスリーにも寄って、サラダ(Grand Centralのお店には売ってないかも)とチョコマカロンをゲット。
写真撮っていいか聞いたら、お姉さんなぜかお店の奥にスーっといなくなりました。
宿に戻って、早速マカロンをいただいちゃいました。
写真だとちょっとわかりにくいですが、ここのはよくあるサイズより2回りくらい大きいです。
その後、歩き疲れたせいか1時間ほど仮眠。
当然のことながら、あんまりお腹はすいてませんでしたが、さっき買ってきたカレーと持参したご飯(どっちもレトルト)をお鍋で温めて夕食。
大きいお鍋があったので、昨年よりはやりやすかった。
21時頃出発、Grand Central-42St.駅からシャトルでTimes Sq.-42St.駅へ、1ラインでハーレムに向かいます。
本日は、YAZ BANDのライブを観に、ハーレムのDinosaur BBQへ。昨年のラストの予定がここだったので、いろいろ思い出します。
到着したら、まだちょっと早かったみたいで、ステージになるはずの場所には何組かテーブルと椅子があって、お客さんが食事中でした。
その一角にYazさんの姿が。
よかった、何か間違えたのかと思いました。
ここにいるお客さんが帰ったら、片付けてステージにするらしいです。
しばらくしてメンバーも続々到着。お店の人がテーブルと椅子を素早くどかして、PA以外の機材を全部セッティング。なかなか大変そうでした。
本日のメンバーは、昨年と同じ、Eric、Robb、ともさんです。それに、Terry、Lynnの姿も。
しまった、Lynnに会ったらトイカー渡さなきゃって思いましたが、多分Lynnは昨年のことは忘れてると思われます。
写真は、Terryがビデオもカメラも持ってきていて、後で送ってくれたのでした。真ん中の女性はLynnのお友達かな?知らない人なんですが。。。笑
私達の席の近く(ステージが目の前の席)に、Yazさんのビッグファンと自称する女の子が来ていて、始まる前にYazさんと記念撮影してました。
テンション上がってて、微笑ましかったです。
今日は1人ゲストボーカルが入るようでした。
Graceさんという、韓国人ですがクォーターだったか、日本人の血も混ざってるらしく。
日本にちょっといたこともあるけど、すっかり日本語は忘れてしまったとか。
1ステージでは『Always There』と『Summertime』に参加してました。
2ステージでも『Feel Like Makin' Love』だったかと、もう1曲くらい歌ってたと思うのですが、よく覚えておらず。。。
というのも、1ステージの時はボーカルが聞こえにくかったらしく、Yazさんに頼まれてマイクのバランスを聞きに客席のほうに周りに行っていて、“音”を聞くモードになったら“曲”は聴いてなかったんですよね。
私が思うに、彼女の声質がわりと線の細い綺麗な感じの声なので、バンドに負けちゃうんじゃないかな、って気はしました。
バンドのほうは逆に、地下鉄で聴くより、ドラムがフルセットできる分リズム隊の重みが違ってサウンドのまとまりもよかったし。ともさんだしね。
ソウルフルなパンチのいる曲より、クリアな声で優しく歌う曲のほうが合ってるんじゃないかと感じたんですが、まぁ、それはおいといて。
私はといえば、、、
2ステージ目の最初に再び『I Wish』をやらせていただきました。
構成とかはもう大丈夫でしたが、この数日間でいろんな人の演奏も意見も聴いて、もっといろいろやりたいことがあったはずなんだけど、自分的にはたいして何も湧いてこなかったな、という思いが残りました。
ここで演奏してること自体は楽しくて嬉しい経験なんですけどね。
つい欲が出ちゃうというか。
ま、そうでなきゃ成長していけないとも思いますが。
本日も誕生日の人がいたらしく、こういうライブではお馴染みの『Happy Birthday To You』の『The Chicken』バージョンもやってました。
あと、前回もリクエストきてましたが『Bridge Over Purple Sky』も。
この曲そのものが、9・11の時のことを思い浮かべて作った曲だというのを知ってるだけに心にずっしりくるんですが、昨年ここでこの曲を聴いた時の心境を思い出し、昨年は震災の後だったんだよな、あれからもう1年経ったんだなぁと思ったら、思わず涙が出そうになりました。
ライブは1時くらいまで。ほんとは今日もガイのギグがあるよと教えてもらってはいたんですが、途中からになっちゃうし、今日はもういいや。
帰りは、TerryがGraceと私を送ってくれることになりました。
車中でいろいろ話したんですが、私がいろんな場所へ行っていろんな人を知ってて、彼らが話題に出す人をことごとく知ってるもんで(誰だったか1人「その人知らない」って言ったら「よっしゃ」って感じだった)、「なぜこっちに住まない?」という話になり。
日本人コミュニティがアストリアにあって、お互い助け合って生活してるから、みんな力になってくれるだろうから引っ越しておいで、と。
いやー、そんな簡単に上手くいかないでしょ。。。できるもんならそうしたいけど。まずビザがね。お金もね。語学力もね、、、いろいろ考えると腰引けちゃうな。
だいたい、今の生活をすべて捨てて、もし日本に戻ることになった時に何もない、、、って不安すぎるでしょ。
かなり心は揺らぎますが、今の自分には“夢は夢”、かな。
今まで、とくになんの不満も感じずニューヨーク旅行6回目を満喫していましたが、開けちゃいけないフタを開けられたというか、押しちゃいけないスイッチを押されたというか。。。
人生最大に近い葛藤が生まれちゃいそうな予感がしつつ、宿に戻りました。