2011年5月14日(土)

12時頃起床。ついに、今日が実質最終日。
Ej達は別の部屋へと移って行き、入れ替わりで今度は韓国人と中国人の2人組が来ました。
ほんとここはいつも満室状態なんですね。誰に聞いたか忘れちゃったけど、韓国人には一番有名な宿だそう。なんで私がここを知ってるのか、聞かれたことがありました。(後日談ですが、ここは7月で営業やめたようです。日本人向けの姉妹店のほうは残ってます。)
韓国人の子は、この間のパスポートの子ほどじゃないけど、日本語もちょっと話せる様子。語尾が時々おかしかったりするんだけど。
で、話してみると、就職活動しに来たんだとか。2人とも大学生。すごい行動力に感心しました。
一方で無神経ちゃん(便宜上このまま通します)は相変わらず机使うので、ベッドから下りる時や上る時は「Excuse me」って言ってどいてもらい、私が食事したい時もどいてもらいましたが。。。

みんな出かけて1人でネットしてるところへハウスキーパーの男の子がやってきました。
あれから何度か遭遇してましたが、明日帰ることを伝えると、今までちょっとした挨拶程度だったのが、世間話的会話に発展。
私が日本人だとわかると、自分は何人か当ててごらん、と。白人じゃなさそうだし混血かなという感じはしたんですが、悩んだ末「わかんない」って答えると「フランス人」だそうで(見えない)。
生まれたのがフランスで、血は違うよう。
で、日本食について、最初は食べるのに勇気がいったけど、ヘルシーだし食べてみたらおいしかった、って言ってたので、インスタントのみそ汁をお裾分けしました。
パッケージが日本語だから戸惑ったみたいで、「お湯で作るの?」って聞くから(そっか、そりゃわかんないよね)、そうだと伝えました。
『miso soup』をポケットに入れて、いつも通り「Have a nice day!」と言って彼は帰って行きました。飲んでくれたかな。。。

さて、今日はちょっと趣向を変えてアッパーイーストにあるユダヤ美術館へ行ってみることにしました。
土曜日は入館料フリーみたいだったので。
それに、今となっては、少なくとも他の美術館よりは内容に興味を引かれます。ちょっとだけスパイのつもり。
ただ、15時頃出発したんですが、時間の読みが甘かった!
最寄りは6ラインの96St.駅ですが、そこから歩いたら結構距離ありました。アベニューで3つ、ストリートで4つ離れてたので。。。
着いた時点ですでに16時。
五番街にあって番地が1109ね、、、ふーん。

入口では結構ちゃんと荷物検査をされて、なぜかピアニカがひっかかっちゃってクロークに置いていけと言われました。
中の写真は撮れないっぽかった。誰1人として撮影してなかったので。
なので、看板で我慢してください。
・・・マティスはユダヤ人なんですかね。
あまり広くはない建物なんですが、それにしても時間がない。
メインと思われる1階と2階をざっくり、30分で観てきました。
英語の読解力もないし、予備知識もあまりないので、結局よくわからないという感じでした。。。
ただ1つ気になったのは、最近描かれた絵だと思いますが(そうでないとおかしい)、ツインタワーに飛行機が突っ込んで行く絵が1枚展示してありました。
これを描いた人はどっちの人なんだろう。だいたい、飛行機突っ込んでないし。
善良な市民のユダヤ民族か、はたまた正当化したいための工作か。。。
いずれにしてもこの絵がユダヤ美術館にあるってことは、置いた人はユダヤに関係あることがわかってるんでしょうね。

美術館30分で出てきちゃう人もそうそういないと思いますが、次の予定が始まっちゃってるので。。。
急いで96St.駅に戻り、6ラインでGrand Central-42St.駅へ。シャトルに乗り換える前に、フィナンシエール・パティスリーにまた寄って、今度はマカロンを1つ購入。
このお店のマカロンは、通常のより2回りくらい大きい。でも$2.25とお得な感じです。
シャトルでTimes Sq.-42St.駅へ、N・Q・R・Wラインに乗り換えて34St.-Herald Sq.駅まで行って、パストレインに乗り換え。
やはり結構時間がかかってしまって、Scotland Yard Barに着いたのはかろうじて18時前でした。
小腹もすいていたので、マカロンはパストレインの中で食べちゃいました。

お店の中に入ると、まっ先にPaulさんが目に入りました。
Paulさんが私に気がついて「あ!」って顔したとたん、私も自然とハグの体勢に。
先週会えなかった話をすると、やはりお孫さんのところに行っていた、と。娘はクリスチャンで自分は仏教徒、と苦笑いしてました。お祝いか何かの仕方が違う、ってことなのかもしれません。
私がもう明日帰ることを伝えると、なんかほんとに悲しそうな顔をするので心が痛みました。
今度来る時は前もってメールする、って約束しました。PaulさんはFacebookとかやってないようなので。。。
今日もやはりホストはJimmyさんでした。
遅い時間に来ちゃうと、早い時間に来てる人は帰っちゃってるんでしょうかね。いつもいる人達で会えなかった人が今回何人かいるので。
18時半頃、Paulさんと同じ回に呼ばれ、全部で5曲参加させていただきました。
最後にやった曲だけ、先週もやったなというのを思い出しました。曲名はわかんないけど。
またまた今日もこれがラストのセットでした。
別れが名残惜しくて、何度も皆さんと握手。Paulさんが「まだいる?」って聞いてきて、車を取ってくるからって何かと思ったら、自分のいない間に帰っちゃうのが嫌だったみたいで。。。
ちゃんとお別れの挨拶した後、これから学会があるってことで車で行っちゃいましたが、ご飯食べにとか行けたらよかったのにな。私ももうちゃんとホーボーケンから帰れるしね。

と思ってたら、帰りのN・Q・R・Wラインでなぜか、間違って下りに乗ってしまい。
14St.-Union Sq.駅まで連れて行かれて、4・5・6ラインでGrand Central-42St.駅へ行きました。
5回目とはいえ、ちょいちょい乗り間違えてますね。。。

この後、ハーレムに行く予定ですが、その前に、いつも悩む最後の晩餐。
夜この辺で地上に出たのは初めてだったかも。
Grand Central-42St.駅とクライスラー・ビル両方をカメラに収めたくて何枚もチャレンジしたんですが、地上が明るいせいか上手くいかず。。。これで勘弁してください。
で、本当は、この近くにあって日本食が食べられるらしい『Cafe Zaiya』というお店に行きたかったんですが、なかなかみつからず、ようやくみつけたと思ったら、20時閉店のようで閉まってました。

あまり悩んでいる時間もなかったので、すぐ隣にあった『O' Casey's』というレストランに入ってみました。
メニューとにらめっこ、全粒粉のパスタとオレンジジュースを注文。別料金でチキンをプラスするか聞かれたので、お願いしました。
おいしかったけど、量が多くて頑張っても半分が限界でした。(パン食い散らかしててすみません。)
お店の人に持って帰るかって聞かれましたが、明日もう帰るしお断りしました。ちゃんと説明したほうがよかったのかな。まずかったわけじゃないんだけど。。。
これでたしか$24くらいだったと思うんですが、$30だとチップあげすぎになっちゃうのでおつりをお願いしたんだけど、ちゃんと伝わらなかったのか、変な戻り方してました。
端数切ったつもりなのに、なぜか小銭が。。。そっか、自分が思ってた合計に対するおつりじゃなくて、一旦おつりを全部返されて、そこからチップ分をまた置いていく、ってことだったのかな。
今までだいたい「おつりを$2お願いします」って感じで通じてたんだけど。
未だにこの辺のやりとりがよくわからん。

今回最後の予定は、ハーレムW.125St.にあるDinosaur BBQというレストランで、YAZ BANDのライブです。
1ラインの125St.駅は地上、それも高いところにあって、一度だけ昼間間違えて来ちゃったことがありますが、夜はこんな感じ。
これ、駅からの眺めなんですよ。ハーレムを一望できるといった感じです。あんまり高い建物ないですしね。
で、Dinosaurはここからさらに西の12Ave.にあります。12Ave.なんて行ったことないし。
駅から歩いても5分かそこらくらいだったと思いますが、他にお店とかなんにもないし、車は通ってるけど人通りもないのでかなり心細かったです。
22時過ぎに到着、お店は大繁盛といった感じで食事の人達が行列作ってましたが、例によって「ライブを観に来た」と言うとすんなり奥に通してくれました。

運良くライブはまだ始まってなくて、Yazさんにご挨拶すると、ステージのすぐそばの席にすでに座っていたMannyの奥さんとRobbの彼女を紹介され、ご一緒させていただきました。
彼女らは食事もしてましたが、私は済ませてきたのでレモネードだけ注文。なんと、ジョッキサイズ(ハチミツ入ってるビンみたいな)でした。。。
ご飯もおいしそうだったので、ここで食事込みという手もありましたが、それだと多分一番近い席には陣取れなかったと思われるので、済ませてきて正解。

本日のメンバーは、キーボードEric、ベースRobb、ドラムともさん、にパーカッションでMannyが加わっていました。
RobbやMannyに「今日は演奏するの?」って聞かれましたが、YazさんorEric次第なので。。。
めずらしくEricがマイクで司会進行。選曲も今日はEricがやってるみたいでした。
大好きな『I Can't Help It』や初めて聴けた『Pass The Peas』はカッコよかったし、『Chameleon』は構成もある程度アドリブだなって感じが伝わってきて、遊びの部分が聴いてて楽しかったし、Ericの采配はさすがでした。
1ステージ目が終わって、またRobbが「やらないの?」みたいなことを聞いてきたので、「さっきのPass The Peasやりたかった」って言おうとして「I wanted to play...」と言いかけたらすかさず「Bass?」と。
Robbっておもしろい人だったんだ。。。
で、Robbが何か口添えしてくれたのかもしれませんが、2ステージ目『Let's Stay Together』でまた参加させていただくことになり。
あと、Mannyの奥さんも何か歌うみたいでした。

今日もまた、誕生日の人がいるらしくて、奥さんから旦那さんに『Happy Birthday To You』のプレゼントのリクエストをしたお客さんがいました。
もちろん、YAZ BANDでは『The Chicken』バージョンです。当事者のご夫婦は微笑ましく踊ってました。
それから、これまたリクエストが入ったようで、『Bridge Over Purple Sky』というYazさんのオリジナルも演奏してました。これがまた、哀愁漂ういい曲なんですね。
で。なかなか呼ばれないまま結構もういい時間になっていて、お店の側からラストって言われて、結局2人とも飛入りできずに1時頃ライブ終了。
Ericが「ごめんね、また今度」って最初軽い感じで言ったんですが、Yazさんが「彼女明日帰るんだよ」って言うと、豹変(?)し。普段、クールなEricが取り乱すのを初めて見ました。
私にハグしてきて、日本語に訳すなら「ほんっと、ごめん。うわー、すごい罪悪感。後味悪いなぁ。彼が教えててくれれば。。。おい、YAZ!」みたいな。。。
まぁ、残念ではありましたが、そんなに悪いと思わなくて大丈夫だから。むしろ私がなだめる側みたいになってしまいました。

そういえば、私が席をはずしている間にお会計が済んでいて、Robbの彼女がおごってくれてました。お礼を言うと、「代わりに車買ってくれる?」って言われたので「トイカーでいい?」って切り返したらウケてくれました。
帰り際また「車ね〜!」って言ってたので「Toy car!」って叫んでおきました。これで、次行った時にほんとにミニカー買っていって、渡す機会でもあればサイコーでしょうね。
駅は近いんですが、ちょっと1人で歩くのが怖い気がしたので、Yazさんがともさんの車に乗せてもらうというのを聞いて、私もお願いして駅まで同乗させてもらうことに。
片付け終わるまで待ってた時間の長さに対して、車に乗ってたのはほんと1、2分じゃないかと思うんですが。
ともさんにも、これでいいの?って感じで「駅、ここだよ」って言われましたが、、、いいの。
Yazさんとともさんを見送り、125St.駅のホームへ。下り方面、私くらいしかいないし結構待ち時間も長かった。。。電車乗っちゃえば、人はまばらながらいましたけどね。
最後の夜も無事宿にたどり着きました。
あとは、明日の朝、寝坊しないように気をつけるだけ。