2008年6月28日(土)

今日が実質最終日。
なのにそれなのに。またもや体調不良。バテてるってはっきりわかる感じ。
チャイナタウン行ってお昼食べて、WTC跡地行って、自由の女神見に行って、、、って思ってたけど、ムリっぽい。
とりあえず中華は今回諦めましょう。次回こそ。

Yazさんの地下鉄ギグは午後3時から。
でもその前に、WTC跡地と自由の女神だけでも見に行こうかなと思い、午後から行動開始。
ところが、運悪くなんと地下鉄が走っていない!
こんなことってあるんだ。。。
改札入口には黄色いテープが張られ、F・Vラインまるごと全滅らしく。理由はわからないけど、「no service」と。
日本じゃありえないことですよね。多分苦情殺到で人垣ができて、大騒ぎってところでしょう。
ニューヨークでは結構あることなのかな。
時々私と同じように何も知らずに迷い込んで来る人はいたけど、困った様子で係の人にどうすればいいのか他の方法を聞いたりはするものの、食ってかかる人なんていない。
お客様は神様扱いじゃないんですよね。係の人も、1人しか待機してないし。
私はどうせ聞いてもわからないので、F・Vライン以外が通っている、W.4St.-Washington Sq.駅まで歩くことに。

いやいや、これは想定外の時間ロスでした。
A・CラインでChambers St.駅へ、とりあえずWTC跡地までは来れたけど、自由の女神まで見に行ってる時間はなさそう。
グラウンド・ゼロ、昨年よりは進展している感じだったものの、まだまだ変化が目に見えてきてる様子ではなかったです。大惨事の爪跡は深い。
やはり、ここを訪れている観光客もたくさんいました。
復興してなんとか深い悲しみから立ち直って欲しいと願うばかりです。

残念ながらタイムリミット。とりあえず、急いで34St.-Penn Stationへ向かいます。
ライブをやる場所は、1・2・3ラインからは地上に出ないとわかりにくいって教わってたので、一度地上に出て、なんとなく勘で「これかな?」と思えるエスカレーターを下りて地下へ潜ると、見たことある場所。
そこは、先日ホーボーケンに行く時に迷子になって再び地下に潜っちゃったあの場所でした。(^^;)
そういえば、YouTubeの映像もこの場所でやってるのがあったっけ。今やっとつながりました。

到着した時は皆さん準備中。
ストリートは機材全部持ち込みなので、大変そうです。
ドラムセットは全部で50kg以上あるとか。それで電車で移動するっていうんだから。。。
お疲れさまです。m(_ _)m
私の他にも、最初から聴くつもりで、準備中から待ってる人が数人いました。
そして、演奏が始まると、徐々に立ち止まって聴いていく人の数が増えていきます。さすが。
やはり、YAZ BANDは認知されているんでしょうね、明らかに通りすがりでほとんど聴いてないでしょう?って人でも、チップ入れてから通り過ぎて行ったりしてました。
子供が親にうながされてチップ入れに来るんだけど、前に出て行くのを恥ずかしそうにしながら入れに来る、なんて微笑ましい光景もありました。(私も慣れてなくて、その気持ちはよくわかります。)
そうかと思えば、ノリのいい曲で自分達も好きな曲だったりすると、一緒に歌ったり踊ったりし始める若い女性達もいたし。盛り上がっちゃって、陽気に踊りながらチップ入れに来たりしてました。
お客さんの反応がダイレクトに返ってくる時って、やってて楽しいだろうなーと思います。
演奏中、聴いてる人の数にばらつきはあっても、終始人垣が絶えることはありませんでした。

しかし羨ましい土壌ですね。
日本だと、ストリートっていったら弾き語りのイメージしかないし、すぐお巡りさんが飛んでくるって感じですが、バンドでたっぷり2ステージやれるわけですから。
リスナーにとっても、審査を通過したハイレベルな演奏を聴けるわけだし、それだけ生活にこういった音楽が浸透していて、リスナーの耳も肥えてるってことなんでしょう。

で、私もまたまた参加させていただけることになりました。
2ステージともラストの曲で。
1ステージ目はとりあえずピアニカで参加。
聞いたことあるようなないような、とりあえず知らない曲だったんですが(ボズスキャッグスの『Lowdown』って曲だそうです)、ピアニカは後出しできるので・・・(^^;)
後半、YazさんとEricさんと私でソロの掛け合いになり。すんごい楽しかった。
途中16で連打したんだったかな?ともさんが乗っかってきてくれたりもして。
お客さんに見られてるとか忘れて、すっかりセッション気分で自分が楽しんでしまいました。
ただ、やっぱりピアニカ生音では他の楽器に負けちゃうんですね、ピンマイク手に入れないと。
あぁ、あと、曲ちゃんと知ってればなぁ、Aメロでハモ入れたりしたかったな。。。

そして2ステージ目の最後は『The Chicken』でした。
ピアニカは音小さいからってことで、今度はキーボードで。Ericさんすみません、またお借りします。m(_ _)m
先日Mo Bay Restaurantで一度聴いていたこともあり、途中にプレイクがあるアレンジだっていうのはなんとなく覚えていました。
やりなれてる曲だし、少なくともコード間違えるってことはなく。(^^;)
やってみるとブレイク部分楽しかった。日本で広めちゃおうかな、なんて。(^^;)
逆に『Isn't She Lovely』のCJバージョンを輸出してみる、ってのもいいかも。

それにしても、まさかほんとに地下鉄デビュー(?)できるとは思ってませんでした。
夢が現実になりました。Yazさんの懐の大きさに感謝感謝です。
大勢の人が行き交う中で演奏する感覚、とっても気持ちよかった。しかもここはニューヨーク!
そしてこれが最終日。ほんと今回の旅行の締めくくりになった、という感じです。
そういえば、地下鉄ギグの時はCDの販売や、ライブインフォを配るサポートの日本人女性が1人いて、立ち止まって聴いていく人達にチラシを配ったり、興味を持って話しかけてくる人の質問に応えたりしていました。
演奏終わっちゃってから思いつきましたが、彼女に写真お願いすればよかった。。。
今回、そんなんばっかです。次回は気をつけようっと。
ギグは18時頃終了、今日が最後だと思うとお名残惜しいですが、再会を信じて。。。

さて、今から宿に帰っても早すぎるので、再度自由の女神にチャレンジしに行くことに。
Chambers St.駅まで行っちゃってから知ったのですが、今日はそこから先のダウンタウン方面はまたまた「no service」。なんてこと!
地上に出る=WTC跡地付近。
わざわざ同じ場所に1日で二度も来てしまった。。。
周辺の別の路線やら別名の駅やら、歩き回って動いてるところを探してみたけど、全部だめみたい。
昨年はここから自由の女神の見える最南端まで歩いたんだよなぁ。
ちょっと考えただけで気が遠くなりそう。
それに、今から行っても帰りは暗くなっちゃうだろうし、暗くなると迷子になる率が高くなるので、諦める。
臨時のシャトルバスも出てるみたいだったけど、行列になってたし、そこまでして、、、って感じだったので。ニセモノなら見てるし。

帰りの電車も結構大変でした。
乗ってた電車が、急に折り返し運転に変わって全員降ろされたり。
お客さんは皆右往左往。でもやっぱり怒る人なんていないんだよなぁ。
価値観や認識の違い。日本人は余計なところでわざわざストレス溜め込んでるんだ、そんな気がします。
乗り継ぎに迷って駅員さんに聞いたりして、なんとか帰ってこれました。

明日朝帰るということもあり、自炊して余っちゃっても困るので、お惣菜探しにホールフーズ・マーケットへ行ってみる。
ここも、結構あちこちにある高級デリです。
お惣菜の種類が半端なく多くて(主食になるものからデザートまであった)、自分でいろいろ選んでパックにつめていくというやり方でした。ちょっとしたバイキングみたい。
どれを選んでも、重さで金額が決まります。これ、かなりいいです。
好きなものをちょっとずつ食べれるし、量も調整できるし、バランスも考えられるし。
もっと早く来てみればよかったー。
で、ロウアーイーストのお店の2階には、買ったものをイートインできるところまであって、ゆっくりくつろげます。
今度来た時はホールフーズ・マーケット愛用しよう。

宿に帰ると今日は一番乗り。
現在、女子部屋はMAX6名様の状態なので、みんながいないうちにお風呂入って、荷物整理して、今日は早めに就寝することに。明日寝坊したら洒落にならないし。
そうそう、空港までの帰り方、いろいろ迷ってたけど、今日みたいに地下鉄が「no service」なこともあることを知り、やっぱりタクシーオンリーに決めました。