2010年4月24日(土)

いつものことですが、あまり熟睡できないまま朝を迎える。
機内食の残りのパンやらを朝食代わりに。たいがい食べきれないので、お持ち帰りしてるんですよね。
今日は天気もいいので、まずは周辺をお散歩することにしました。
その前に、ブログに昨日の報告を。今回もノートPCを持っていき、昨日から無線LANの接続を試みてはいたんですが、毎度のことながら一発で上手くはいかず。
昨年みたいにタダで使えるアクセスポイントも近所にはないみたいで、仕方なく宿の有線を借りちゃって自分のPCに差し替えて使いました。一件落着。

とりあえず、E.23St.まで下って西へ。今回、準備時間のない中でも、「あー、そんなお店が近くにあったのか」って後で後悔しないように、チェックしてみたい場所はエリアごとに書き出しておいたんですね。
Lexington Ave.のE.23St.に『寺川ラーメン』という、豚骨ラーメンがおいしい店があるらしかったのでチェック。日本の味が恋しくなった頃にここに来てみよう。
さらに西に向かうと大きな公園が。地図で確認したらマディソンスクエアパークでした。チューリップが綺麗に咲いてました。
向かい側には三角形が特徴的なフラットアイアン・ビル。こちらも写真撮りたかったんですが、逆光だったので諦めました。

6Ave.を通り越して途中にあるガーデン・オブ・エデンというデリをちょっと探索。
宿に一番近いスーパーはちょっと高め、って聞いてたので。まぁでもここも、、、普通かな。
東西に6ブロックも歩いてきたのでそろそろ引き返そうかと思ったら、1ブロック先のW.24St.の角にホールフーズ・マーケットを発見。お昼はここでゲットしようかな。
信号待ちしてたら、いきなり黒人さんに「こんにちは」と声をかけられました。
見た目が恐い感じだったのでまさか話しかけてくるとは思わなかったんですが、「おー日本語だ」って思って素直に反応しちゃったら、「やっぱり日本人?アジア人は中国人かフィリピン人か日本人かわからないんだよね」、ってなことを言ってました。試しに日本語使ってみたっぽい。そして「Have a nice day!」と。
やっぱり好きだな、この親近感。なんでこっちだと自分も開放的になれるんだろ。
ホールフーズでは量り売りのおかずと、パン1個と(しまった!朝もパンだったのに、と後で気づく)、お気に入りのオレンジジュースをゲット。
もう12時を回っていたので急いで宿に戻りました。

昼食を食べてから再び外出。本日は34St.-Penn StationにYAZ BANDのギグを観に行って、その後ホーボーケンまで行く予定です。
地下鉄で1駅移動して、E.33St.から歩いて行きました。途中、インド人のパレードだかデモだかお祭りだか?に遭遇。ニューヨークで一度にこんなにたくさんのインド人を見ることはあまりなかったので思わず写真撮っちゃいました。
実は今回の宿はやたらカレー屋さんやらスパイス屋さんやらが密集している辺りだったんですよね。リトルインディアとはちょっと離れてるけど、まぁ、そんな感じの場所なんでしょう、きっと。
途中、エンパイア・ステート・ビルの前も通過。タイトル画像がそれです。窓からエンパイア・ステート・ビルが見えるのがウリの宿だったということもあり。

34St.-Penn Stationでのギグは15時から。ところが、行ってみたらメンバーは誰もいなくて、女の子2人組のユニットが弾き語りやっていて。。。
場所か時間が違うのかと思って慌ててYazさんに電話しようとしてたら、向こうからちょうどYazさんが歩いてきました。よかった。。。
MTAの許可のある人達かどうかはわかりませんでしたが、Yazさんが行ったらすぐに場所を空けてくれました。
他のメンバーもボチボチ集まってきましたが、しんやさんが渋滞にはまったかなんかで時間に来れず。
最初の30分くらい、ドラムレスでやってました。
ところがこれがまた、全然普通に聴けちゃうんですよ。っていうかノれちゃうんですよ。静かな曲ばかり選んでやってたわけじゃないのに。
てつやさんのベースがグルーブしてるから、っていうのはもちろんなんですが、今Ericと私が交代したらこうはならないだろうな、と。
その違いはなんなんだろう、、、とちょっと考えさせられました。

しんやさんが到着してサウンドにキレが加わりいつものYAZ BANDに。
そして、2ステージ目の頭で、昨日できなかった『Let's Stay Together』と、『The Chicken』をやらせていただくことになりました。
ところが、キーボードの位置に座ろうとした時、荷物をまたごうとしてCDの置いてあった台に足をひっかけ、そこに乗っかってたジュースをこぼしてしまいました。
最悪です。。。迷惑かけっぱなし、いいとこなしです。
これにはほんと凹みました。
気を取り直して、と言いたいところですが、罪悪感を引きずったまま2ステージ目に参加。
昨日は譜面があったんですが、今日はなかったので若干の不安はあったものの、まぁなんとかなった、、、のかな。楽しさ半分、申し訳なさ半分。
そして、今回もそれどころじゃなくなっちゃって演奏中の写真を頼めなかったので、終わった後で撮ってもらいました。この写真はやらせみたいなものです(笑)。
ほんとは最後まで聴いていたかったんですが、Scotland Yard Barのジャムはもう16時から始まってるし、19時過ぎには終わっちゃうので、17時半頃失礼し、ホーボーケンへ移動。

パストレインの乗り換えもだいぶ慣れました。それから30分以内でホーボーケンに到着。
1時間半迷子になっていた2年前がウソのようです。切符もスムーズに買えたから、停まってた電車に間に合ったし。
Scotland Yard Barに着いた時、ちょうどPaulさんが演奏してました。
顔をのぞきこんたら気がついて、びっくり&満面の笑顔。
演奏中なのにハグしていただきました。ブルースなのにベースが一瞬白玉に。すみません。

さすがに4回目ともなれば、お互い覚えてて知ってる人だらけで、いろんな方に声かけていただきました。
ほんとここはチャーミングで気さくな人が多いです。普段何してる人達なんだろう。今度機会があったら聞いてみようかな。
18時半頃呼ばれて、いつも通り立て続けに3曲、Cのブルースに『Use Me』にBmのブルース。
ボーカルの方は初めてお会いしましたが、「Use Me 知ってる」って言ったら驚いてました。
このお店はブルースが主流ですからね。
むしろ私は、ブルースの曲のほうは知らずに吹いてるんですが。。。
一緒にやった人でこの曲知らない人もいたらしく、最後ピタッと決まらずにコケちゃってましたけど、でも、そういうのも含めてとっても楽しかったです。
1人日本人のギタリストの方も来ていて(この後も何回かあちこちでお会いすることになるわけですが)、演奏前に声かけていただいたので、初対面でいきなりでしたが写真をお願いしてしまいました。
快く引き受けてくださって、たくさん撮っていただきました。
そして相変わらず、演奏が終わると「その楽器は何?」って何人かに質問されました。
Paulさんに改めて確認したけど、ピアニカはあんまりポピュラーではないんですね。
あ、またPaulさんにジュースおごってもらっちゃいました。もちろん、ソーダではなく、ジュースを。
「来週また会いましょう」、って約束して別れました。

それにしても、地下鉄ギグから合わせると4時間くらい立ちっぱ、午前中結構歩き回ってたこともあって、だいぶ腰にきてました。。。
宿付近には21時頃戻ってきましたが、近所のスーパーには食材しかなく、これから作る元気はなかったので、出来合いの食べ物を探してかなりさまよいました。
あのラーメン屋さんで食べてくればよかったかな。もう戻る気力ないけど。
しかもこの時間、昼間ならお惣菜を売ってるっぽいお店でも軒並み閉まってるし。
結局少ない選択肢の中からピザ屋に入って1カットをテイクアウトしました。前回2切れは多い、ってわかったので1切れで。
振り返ってみれば、今日の食事はほんとに質素になっちゃってました。そして張り切りすぎました。
翌日このツケがどっと押し寄せてくるとは、思ってもみませんでした。。。